F1日本GPの競技役員3日間を終え、F1における競技役員の役目も無事に終わることが出来ました。
日曜日の天候は土曜日に引き続いて雨模様となりました。気温も低く吐く息も白く観客も大変そうでした。
F1日本GPの3日目は午前中にヴィッツレース決勝とポルシェの決勝第2レースが行われ、午後にF1の決勝が行われました。
まずは午前中の様子からお話しましょう。ヴィッツは特にトラブルもなくレースは無事に終了しました。そして日曜日の波乱の発端ともなったポルシェは1台がコカコーラコーナー手前で単独スピンし、ガードレールに接触!!!ドクターカー(普段はレスキューカーと呼んでいます)が排除処理に向かいましたが、雨のために路面状況が非常に悪く…いつ重大な事故が起きてもおかしくない状況で赤旗(競技中断の合図)を出すとか出さないとかで揉めて、最終的にセーフティーカーが入りました。排除処理も何とか終了し、レースも何とか終了しました。
では午後の様子をお話しましょう。午後はみなさんご存知の通り、F1の決勝が行われました。レースはセーフティーカーが入り先導する形でスタートし、マッサは2周目に突然ピットインし、タイヤを交換を行いました。そして、ライコネンも同様に3周目にピットインしタイヤ交換を行いました。これによりバトンが4番手に浮上しました。
セーフティーカーは20周に渡って続きました。レッカー車に乗っていた私は最終コーナーから立ち上がっていくマシンがものすごい水飛沫を上げて駆け抜けていく様子を見て、「これでストレートで何か起きたら出動するのは自分達。怖い…どうしよう…」と本気で思いました。
残り47周の時点でセーフティーカーが離れ、レースはスタートしました!!!31年前のF1初開催同様雨の中のスタートです。雨のレースなので波乱はいつ起きてもおかしくない状況でしたが、波乱はスタート直後から起きました。第1コーナーでウィリアムズ・トヨタのアレキサンダー・ブルツとマッサが接触!!!ブルツは第1コーナーで損傷しリタイアとなりました。その後、同じく第1コーナーでハイドフェルドとバトンが接触!!!バトンはフロントウィングを落としてしまう損傷を負い、その後ピットイン。大きく順位を落としてしまいました。
佐藤琢磨も同じくどこかでフロントウィングを損傷し、ピットインしました。そしてウィング交換・タイヤ交換・給油を受けましたが、給油直後にマシンに火が着くトラブルもありました。
この後はアロンソを始めとして何台かのマシンがコースアウトをしては復帰をするという場面が見られました。
この後、今回のレースで最大のトラブルが起きます。そのトラブルの前触れは第1コーナーでのベッテルとアロンソの接触から始まりました。アロンソがこの接触によりマシンにダメージを負い、その後ヘアピンコーナーで単独でスピンしタイヤバリアに突っ込みマシンは大破し、アロンソは今季初のリタイアとなってしまいました。。この処理のためにセーフティーカーが入りました。
このセーフティーカー導入中に2番手を走っていたレッドブルのマーク・ウェーバーとベッテルが最終コーナーの手前で接触し2台ともリタイアとなってしまいました。レッドブル勢は惜しくも表彰台を逃す結果となってしまいました。
この荒れた状況下でもポールポジションを獲得したハミルトンは終始安定した走りを見せて見事ポール・トゥ・ウィンとなりました。そしてライコネンはクルサードを抜いてコバライネンに追いつくような猛追をしましたが結局、2位はコバライネン、3位はライコネンとなりました。これでハミルトンは年間チャンピオンに王手をかけました。今度の週末の中国GPが非常の面白くなってきました!!!
そして私の出動は特に無く無事に終わるかと思いきや最後に起きました!!!レース終了直前にメインストレート上でデビットソンのマシンがストップしレース終了後に回収しました。そのときに表彰式が行われており、私の乗るレッカーは表彰式を横切る形で通過しました。なので私は表彰式を少しだけ見ることが出来ました。
回収後、コントロールタワー付近でマシンを下ろすことになっていたのですがここで問題が発生!!!マシンを下ろすスペースが無いのです…そこへFIAの外国人スタッフがやってきて何から話しかけるのですが英語ではなくドイツ語のようで訳がわかりません(笑)。そこへ日本人スタッフが駆けつけてきてスーパーアグリのピットへ置いてほしいと言われ、ピットへ下ろしてきました。
最後にコースを1周して戻ってきました。本当にラストランを飾ったのは私の乗るレッカー車となりました。以上が私のF1日本GPの競技役員活動日記3日目の様子でした。長い文章を最後まで読んでいただいてありがとうございました。
写真はレース終了後のメインストレートと今回のレースで活躍したセーフティーカーです。